株は「変化率」

1月後半あたりから、業績絶好調でこれまでの相場を牽引してきたグロース株の多くが、明確に下げトレンド入りしました。その一方、コロナ禍で業績最悪となっている銘柄群が、いずれコロナ禍が収束することを見込んで、時を同じくして上げ基調を鮮明にし始めました。

ファンダしか見ず、「良い会社さえ分かれば株で勝てる」と勘違いしている人々は、全体相場が上げているのに何故か自分の持ち株だけはさっぱり上がらない、それどころか下げ続けているということで、非常に辛い思いをしているのではないでしょうか?

要するに、今は(ファンダから言えば)「最良の銘柄群」が売られる一方で、「最悪の銘柄群」が買われているのです。

拙著『順張りスイングトレードの極意』において、株の上げ下げを最も左右するのは「変化率」と記しましたが、そこから少し引用してみたいと思います。

・良い会社が更に良くなることよりも、駄目な会社がまともな会社になることのほうがインパクトとしては遥かに大きい

・トレードにおいて買うのであれば、単純に「良い会社」よりも「インパクトのある会社」のほうが往々にして効率が良い

『順張りスイングトレードの極意』154ページより引用

念の為、少し補足します。「最悪」が「悪」へと変わることは、かなり大きな正の変化率を意味します。その一方、「最良」が「最良」であり続けたところで変化率はゼロであり、もしも「良」になるのなら、これはかなり大きな負の変化率を示すことになってしまうのです。

何れにせよ、厳然たる事実として、ファンダ的に最良の銘柄群は既に下げ始め、逆に最悪の銘柄群は既に上げ始めました。果たしてどちらが真の意味で「良い銘柄群」なのか? それは各人がよくよく考えるべきことでしょう。

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