ナンピンとピラミッディング

トレードで最も重要なのは「何を(銘柄)」ではありません。トレードは「いつ(時)」「どれくらい(量)」売買するかが最重要であり、どのような銘柄であっても利益を出せる可能性もあれば損をする可能性もあります。

要は、トレードの成否はどう建玉するかで決まるのであって、相場の推移に合わせてポジションサイジング(建玉の量の調整)を図ること、煎じ詰めればどう資金を使っていくか次第であるということになります。

増し玉をする(ポジションを増やす)ことが積極的な行為であることは明白であり、換言すればリスクを増やす行為ということにもなります。

そんな増し玉ですが、大別すると、ナンピンとピラミッディングに分かれます。簡潔に説明すると、トレンドに逆らって増し玉するのがナンピンで、逆にトレンドに乗る形で増し玉するのがピラミッディングです。

トレンドに逆らうという時点で間違っている上に更にポジションを増やすのは二重の間違いを犯しているという意味で、基本的にナンピンは危険な行為です。事実、過去の相場で退場を強いられた者の多くは無謀なナンピン、たとえば逆行すればするほどムキになって大玉を建てるようなナンピンで破滅していったケースが殆どであったはずです。

ただ、念の為付言しておくと、ナンピンは常にダメというわけではなく、あくまでトレンドに逆らう形で行うのが危険なのであり、レンジ相場において(間違っていた場合には)しっかりロスカット出来るという前提で行うナンピンは問題ありません。

一方、トレンドに乗って増し玉をしていくピラミッディングは、ナンピンとは全く逆であり、トレンドが長く続けば続くほど爆発的に利益が増えるものであって、上級者ほどピラミッディングを得意にしているという印象があります。

ただし、ピラミッディングには一つ、留意すべき点があります。それは、(無謀なナンピンの逆で)一度に買う株数を上に行くほど大きくするのは非常に危険だということです。その場合、トレンド転換直前の非常に不利な場所で大きな玉を建てることになり、一旦トレンド転換した場合、アッという間に利益が損失に変わり、更にもしロスカットが遅れたりすれば損失は一気に膨らんでいくことになるからです。

ピラミッディングをする場合は、やはりピラミッド型となるような建玉をするべきであって、不安定な逆ピラミッド型にするのは厳禁ということです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA