ボラティリティブレイクアウト大賞2020

12月14日発売予定となっていた新刊『超実践!順張りスイングトレードの極意』ですが、本日12日時点で主要書店には配本され、またネット書店で注文したものが到着したとの報告も受け始めました。

さて、新刊の中では、個人的に2019年で最も印象深かったボラティリティブレイクアウトの実例として、3038神戸物産の2019年8月16日のそれを採り上げました。では2020年はどうだったかですが、まだ今年は終わってはいないものの、どうやら3962チェンジで9月28日に発生した下方向へのボラティリティブレイクアウトで決まりとなりそうです。(あいにく9月末時点で原稿をほぼ書き終えていたこともあって、新刊には盛り込めなかったのですが、10月24日開催の四季報INVESTORS勉強会において採り上げたのは言うまでもありません。)

上図は自作のシステムではなく、TradingViewのチャートに新刊の中でも紹介しているKivanc Ozbilgic氏作の SuperTrend というストラテジーを適用させたものです。4月上旬に上方向へのボラティリティブレイクアウトが発生したのち半年弱の間、上げに上げ続けていたチェンジですが、9月28日に突然の長大陰線が現れ、下方向へのボラティリティブレイクアウトが発生します。(このような長大陰線のことを、昔の相場師は「脳天五寸釘」と呼んでいました。)

チェンジは2018年9月にマザーズから東証一部に昇格しましたが、実質的には今もマザーズの代表のような銘柄と言えます。個人的には、チェンジはマザーズの先導株と考えており、その後マザーズの中核銘柄群がどのような動きになるか大いに注目していましたが、10月22日に弁護士ドットコム等々のマザーズの牽引銘柄群が一斉に下方向へのボラティリティブレイクアウトを起こしたのは、当日ツイートした通りです。

10月22日以降現在に至るまで、マザーズ銘柄全体はなかなか上に行けない冴えない展開となり、それまでの「最強指数」としての地位を明け渡すことになってしまいました。その一方で、11月以降、「ワクチン相場」が展開されて日経平均やTOPIXは非常に強い動きとなりましたし、同じ新興市場でもジャスダックはマザーズとは違って比較的堅調に推移してきたのは、皆さんご存知の通りかと思います。

需給の変化、資金の流れの変化というものは、全体相場を大きく動かします。そして勿論、個別銘柄は全体相場の影響を強く受けることになるのです。従って、トレードのパフォーマンスを上げる上では、「よい銘柄」探しばかりに血眼(ちまなこ)になって全体地合の変化を見過ごしてしまうのは大きな問題となってしまいます。新刊の中では、全体相場のトレンド判定や全体地合の読み方について詳述していますので、是非参考にしていただければと思います。

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